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「ともちゃんち」 高校公演報告


5月下旬、「ともちゃんち」を県立伊丹北高校の鑑賞行事として上演しました。県立伊丹北高校の皆さん、たくさんの感想をありがとうございました!!また、ぜひ道化座のお芝居を観て下さいね!以下、高校生の皆さんから頂戴した感想文です。

 

「ともちゃんち」感想文(抜粋)

兵庫県立伊丹北高等学校鑑賞行事

於:東リいたみホール

2018年5月28日

 

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• あらためて親への感謝を感じました。いつも何も言わずに、しんどい時でも御飯を作ってくれて、家事をしてくれて、あたりまえにしてくれていることに本当に感謝しなきゃと思いました。住める家があり、大切な家族がいて、本当に幸せだなと思いました。演者の人たちは、すごく上手で感情がすごく入っていて、こっちまで感動させられ、引きつけられた演技で感動しました。

 

• 今回の劇を見て、そしてそのあとの交流会を通して、学んだことは「自分一人では生きることはできない」と「感情を込めて」です。「自分一人では生きることはできない」、これは劇でも言っていたけど、ストーリー全体を見ても、ともちゃんはお母さん、お父さんに助けられたからこそ生きているし、おばあちゃんも自分の願いを叶えたのは、ともちゃんがいたからでした。それがわかっていた、もしくは再確認できたからこその最後のおばあちゃんの「生きててよかった」の叫びになったのだなと感じました。少し薄れていた周りへの感謝を思い出すことができました。

 

• 私は震災の被害を受けてないし、びっくりするほど後から学んだだけの知識しかないので、当時のことを知るべきなんじゃないかなと改めて感じさせられました。震災のことも、これからの暮らしのことも、もっと改めて考えようと思いました。

 

• 今回の「ともちゃんち」のような命の大切さや、災害を語り継ぐことなど、これから生きる上で大切なことを劇にて、お客さんに伝えるということは、とても素晴らしいことと思います。

 

 

• 話がわかりやすく、役者さん全員が役に入り込んでいて、とても伝わってきました(中略)人間は他人と関わって生きていくものなんだなと思いました。

 

 

• 見終わってなんだか心がジーンとしました。それは、今の私達でも共感できる所が多くあったからだと思います。例えば、おばあちゃんの言葉です。食う、寝る、出す、干すは生きる基本と誰でもわかる言葉ですが何回も聞くと奧が深い言葉だと感じます。こういった、素朴な言葉をあえて使っているからこそ、感動できる作品ができたのだと思います。震災とはなかなか表現が難しいもので、理解しにくいです。ですが、演劇というものがあってこそ表現ができ、わかりやすくできるということが改めて感じさせられました。そう考えると、猫という存在がこの舞台の案内人で重要だったのだと思います。音響、照明などの技術は見ていて圧巻でした。

 

• とても心に響く演劇でした。それぞれの登場人物の言葉が心にささって、とても惹かれました。特におばあちゃんが言った「人間は皆、一人で生きてるんじゃない。」です。(中略)人間は一人で生きていくことなんて無理。必ず、誰かの世話になるんだと改めて考えさせられました。

 

• 「ともちゃんち」は出演されていた役者さんはとても演技が上手くて、劇に引き込まれました。感情がこもっていて、役の目線で深く考えることができ、とても感動しました。最後のシーンでは、思わず涙が流れ、役への感情移入が止まりませんでした。