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「ともちゃんち」 神戸公演無事終了


先日は道化座70周年「ともちゃんち」神戸公演にたくさんのご来場を戴き、ありがとうございました。震災から25年の節目の年、皆さまそれぞれ感慨深くご観劇戴き、頂戴した熱い拍手に心より感謝申し上げます。 

 

世界各地の異常気象、新型コロナウイルスの脅威などなど、他人ごとでは済まされないことが世界中で次々に起こっています。この地球に共に暮らす当事者の意識を持ち、引き続き、「震災25th -from 神戸-」として、東京公演に努めたいと存じます。皆さまも、どうぞ、お身体を大切に健やかにお過ごしください。

 

【道化座ほっと募金ご報告】

「ともちゃんち」公演で皆さまから頂戴した募金は¥84,504.-となりました。道化座の募金と合わせて合計¥100,000.-を台風や豪雨被災地はじめ困難な状況にある方々を支援し続けている、NPO法人ドネーションシップわかちあい(URL:http://donationship.org)様に寄付させていただきました。皆さまのご協力に深く感謝申し上げます。

たくさんのご感想をありがとうございました。お褒めの言葉は嬉しく、厳しいご指摘は叱咤激励として真摯に受け止めていきたいと思います。皆さまのご協力に感謝申し上げます。

 

今回は、諸事情により、平日の昼間の公演となりました。お仕事をお持ちの方々や学生さんにはなかなか観劇していただけなかったのが残念です。これも今、劇団が置かれている厳しい現状です。何とか打開していきたいと思っています。

 

こんな状況の中での上演ですが、なんと4歳のお子さんや学校を早引きして観に来てくれた小学2年~5年生のお子さんたちも、大人に混じってじっと観劇してくれていました。保護者の方は学校の勉強も大切だけど、幼い内から生の舞台の素晴らしさを体感させてやりたいと、遠方から参加してくださいました。演劇をこんな風に捉えていただけて、とても有難かったです。また、年配の方が多かったためか、震災を体験なさった方が多い故か、以前にもまして深い思いを持っていただけたのではと感じています。ご観劇戴き、本当にありがとうございました!

 

たいへん残念ですが、新型コロナウイルス感染拡大により、3月16日の板橋区立文化会館大ホールでの「ともちゃんち」東京公演は中止となりました。とてもとても残念です。後日、また公演の機会を持ちたいと存じます。感染の拡大は広がる一方のようです。早期の終息を願っております。どうぞ、皆さまお身体を大切になさってください!

 

― 馬場晶子