皆さま、コロナ禍の日々をたいへんな思いで過ごされていることと思います。私たち道化座の面々も「ともちゃんち」東京公演断念後、それぞれにどう暮らしたものか、どう生き抜いたものかと模索の日々です。
今回、感染拡大の中ではありますが、壷井栄/作「暦」より「日向家の五人姉妹」をもって公演を再開することに致しました。こんな状況で、どれだけの皆様にご観劇戴けるか、お集まりいただけるかわかりませんが、震災時に思い至ったと同様、「芝居をする」「演劇をする」ことが私たちが「生きる」ことであり、たとえこのコロナ禍であろうと、いえ、この不安を抱えるコロナ禍の世の中だからこそ、夢や希望に繋がるなるよう、皆さまの心に響くを演劇を志していくべきだと考えます。
こんな時に危険を冒して芝居なんぞと思われる方もおありかと存じますが、感染予防を徹底して公演に臨む所存です。何とぞ、皆さまのご理解、ご協力、ご支援をお願い申し上げます。