2020  母の肖像


2020/11/13,14 兵庫県立芸術文化センター

公演アンケートより

「母の肖像」舞台写真

■ オンラインやバーチャルでいろんなものが楽しめる今日この頃ですが、やはり舞台とそれに近い座席とで演者さんの息遣い、汗、涙が生で迫りくるように感じられるのはいいものですね。福原での生業を包み隠さず生き生きと描いていたところがお母さんのまっすぐな生き様との対比もあってとてもよかったと思います。生きていくというのはきれいごとでは済まない。でも綺麗なものを追い求めることも大切。その両面を見せてもらいました。

 

■まず最近聞かなくなったベタベタの神戸弁と「お富さん」「あんた泣いてんのね」をはじめ数々の昭和 歌謡を堪能させていただき感謝です。須永克彦さんにはお目にかかったことはありませんがお名前と 道化座の代表者でいらっしゃることだけは存じていました。帰宅後パンフレットで脚色、演出、主人 公大村政代を演じられた馬場晶子さんの文章を読んで何という素晴らしい追悼公演だろうと改めて感動しました。キャストが道化座の座員とほかの劇団の座員がほぼ同数であることも県の演劇人の底力 を感じさせ心強いことです。次回作、次々回作に期待します。ありがとうございました。 

 

■遊郭の場面が生き生きしていて個性が色に合ってなかなか見所があったと思います。

 

 

■このような演劇はほとんど見たことがなかったので大変面白く楽しむことができました。特に幕が変わるときに全員が来て小道具を運ぶ雰囲気が楽しく愉快でした。

 

 

■懐かしい歌がたくさん聞けて良かった。母が一生懸命な姿には私自身の母にも繋がりました。「お母さん!!」と呼ぶ声にはいつも涙がでて仕方がありません。

 

■生きる強さにあふれる舞台をありがとうございます。胸がいっぱいになりました。みんなの力を合わせて乗り越えましょう。泣きましたよ~

 

■庶民のたくましさを感じました。どんな困難の中からも生きていける、希望を紡ぎだして行けるという メッセージを感じました。同時に須永さんの思い、自分としての拠りどころの不安とか色々あったよう な気がしました。歳をこれ以上取りたくないと思います。

「母の肖像」舞台写真

■初めてこういった劇団の公演に来ました。昭和の戦争時代を背景としたストーリーで時代を感じました がなかなか面白かったです。皆さんの演技力の高さにびっくりしました。 公演「母の肖像」は子供も大人もそして世界中の人々ひとりひとりにとってこの世に生を受けたことを改めて思い起こすような気がしました。時には言い尽くせない思いがあることと思います。でも演劇という素晴らしい舞台を観劇し、今までに過ごしてきた時の中で小さな鼓動を未来への躍動となるような活力がいっぱいでした。 皆さん頑張っていました。頑張りましょう!

 

■今回はじめての演目楽しみにしていました。あえて転換を見せたり最終の息子と母の別れのシーンの見せ方がよかったです。笑いあり涙あり、劇団道化座らしい舞台でした。 ひさしぶりの演劇鑑賞でリフレッシュできました。内容がわかりやすかったので夢中になってみれまし た。私の母も戦後苦労しました。昭和30年代に私が年をとるまではいろんな仕事をしていましたね。昔を思い出しました。いい芝居を見させていただきました。

 

 

■怒っている演技からはじまり最後は泣いていて演技がとてもよく感動しました。皆さん声がよく出ていて聞き取りやすかったです。

 

 

■「生きる」それはどういう時代でも変わらないこと。ただ己ではなく、家族やその周り、他人の事を思 いあって生きることの大切さ、お母さんのたくましさに涙が出ました。遊郭のシーンや戦争という過酷 な状況であっても、それは変わりなくシリアスでなく笑ったりと、生の舞台で良いものです。こういう時代だから意味を考える作品になったと思います。

 

 

 

■戦争を境に、人も社会も大きく変わってしまうものだなと感じました。遊郭の支配人が別人のように なって笑いました。コロナ禍が早く収まり、再び演劇で笑顔が戻る日を心待ちにしております。 昭和という激動の時代を必死で生き抜いた親子の思いがしっかりと伝わりました。本当に母や父を大切にしないといけないって改めて思いました。大変な世の中ではありますが、こうやってどんな苦しい時代でも生きて乗り越えて来た人たちを思って、何とか乗り越えて行こうと思いました。昭和25年福原、楽しい演出と演技でした。

 

「母の肖像」舞台写真

■神戸で生まれ育った小生にとっても、なつかしい思い出がいろいろと蘇ってきました。哀しくも楽しいシーンがいっぱいの感動的な演劇でした。面白い場面では客席から多くの笑い声が聴こえてきました。 道化座の皆様はとても多くの人々に愛されているのだなと感激いたしました。

 

■親子…血縁でない関係の…親子のつながりを血縁で確認する…ことの空しさ…あの時代…母の話…は 泣けます。 在りし日の須永さんの思いを浮かべながら観劇させて戴きました。演出もすばらしかった。続演、再演を楽しみにしています。

 

 

■昭和の時代に生きた人々の苦労がうまく表現できていてよかったです。皆で舞台を作っている、そういう感じが受け取れました。 舞台に引き込まれました。又、次回を楽しみにしています。

 

■熱演を最前列で見せていただきました。特に女性たちが生き生きと舞台を盛り上げていました。大人になった新吉さんの声は本当にいい声だと思います無理なく客席に届いています。

 

■舞台を見たことが数回しかなくなくて、見ているうちに見入ってしまいました。舞台にクギづけになってる自分がいました。ストーリーはとても心に響きました。家族を大切にしたいと思いました。

 

■高校生の娘と一緒に見ることができました。新しい時代も色々ありますが生き抜いていかないと、と思えることができました。力強いお芝居最高でした。

 

■やはり『生』はいいですね‼ コロナの中で久しぶりに劇を見ました。感動しました。

 

■「新吉」さんが成人し、一人で“現況”や子として「母」への想いを語る場面、胸にせまる感動がありま した。また、是非『道化座』の上演、足を運びたいと思います。

 

■おマサさんの演技力(声の通りの良さ)に感服しました。昔はこういう人生を送った方がたくさん、いらしたんだろうなと思い至りました。久しぶりの生の舞台を拝見し、心がスーッとしました。やっぱり “生”はいい!感動です。