昭和庶民伝・昭和オデオン堂物語
~流れくる昭和の歌声~ 昭和15年から昭和16年にかけて、太平洋戦争に突入していく時代。舞台はジャズなど音楽をこよなく愛する下町のレコード店 「オデオン堂」。明るく健気に懸命に生きた人々の姿を描いた井上ひさし氏の昭和庶民伝の第一作。昭和のメロディーを満載に、 庶民の生活に戦争の影が大きく覆い被さってくる様を井上ひさし氏独特の筆法で描いた泣き笑いの名作!
レコード店「オデオン堂」の四人の家族と下宿人は無類の音楽好き、ジャズや歌謡曲など日々歌声が絶えません。その音楽好きが禍いし、陸軍に入隊していた長男が脱走。一家は一夜にして“非国民の家”に。その汚名を晴らさんと、母の突飛な思い付きから、長女が傷痍軍人と結婚。たちまち“非国民の家”から“軍国美談の家”に!戦時体制下の政策や風潮に振り回される一家です。
やがて、戦況の悪化とともに、一家は東京や長崎や満州へと離散する羽目に。戦争によって平和な日常が奪われていく中にあっても、皆、明るく健気に生きていこうと再会を誓い合います。星降る最後の夜、オデオン堂一家による「青空」の歌声が響きます。
対象年齢 | 高校生/一般 |
上演時間 | 120分 |
準備時間 |
3.5時間 |
撤収時間 | 2時間 |
会場条件 | 体育館での上演は不可 |
備考 | ー |